【投資信託コラム】
 第4回 売れ筋の「ノーロードファンド」は?

ノーロードファンドの売れ筋を調査

第1回の投資信託コラム「販売手数料を考える」で説明した通り、投資信託の購入時に金融機関に支払う販売手数料は上昇傾向にあります。しかし、販売手数料が高いからといって必ずしも運用成績が良いわけではありません。こうした点を踏まえると、投資対象や投資戦略が単純明快である商品に投資する場合や、そもそも販売員から商品説明を受ける必要がない投資家であれば、販売手数料ゼロの「ノーロードファンド」は有力な選択肢となるでしょう。そこで今回は、ストックハウスで取り扱っている売れ筋のノーロードファンドの傾向に迫りたいと思います。

(図表1)ノーロードファンドの買付代金ランキングTOP20

※ 2014年11月末時点
※ ランキングは、2014年11月末までの年初来の約定を基に集計(期間限定ノーロードファンド除く)
※ (F)=為替ヘッジなし
出所 立花証券のデータを基に、モーニングスター作成

コスト重視のインデックスファンド、インカム収入重視の投信が目立つ結果に

(図表2)ノーロードファンドの買付代金ランキングTOP20(売れ筋傾向)

※ 2014年11月末時点
※ ランキングは、2014年11月末までの年初来の約定を基に集計(期間限定ノーロードファンド除く)
出所 立花証券のデータを基に、モーニングスター作成

ストックハウスが取り扱っているノーロードファンド105本※の買付代金ランキングをみると、上位20本のうち8本がインデックスファンドとなっています(図表2参照)。インデックスファンドとは、日経平均株価などの指数(ベンチマーク)に連動することを目指して運用する商品のことで、ファンドマネジャーやアナリストの手間は掛かりません。手間がない分、投資信託を保有し続ける限り運用管理費用として負担する必要がある信託報酬等(監査費用含む)は、ベンチマークを上回る収益率を目指すアクティブファンドより低いのが特徴です。信託報酬等はリターンを確実に押し下げる要因ですので、同じ資産クラスのインデックスファンドと比較して、より低コストのファンドを選ぶと良いでしょう(図表3参照)。

例えば、ランキングから選ぶならば、国内株式「JPX日経400ノーロードオープン」、国内債券「SMT 国内債券インデックス・オープン」、国際株式「SMT グローバル株式インデックス・オープン」をポートフォリオのコア(格)とし、より高いリターンを求めたり、分散効果を高めたりするためのサテライト(衛星)として、国内REIT「SMT J-REITインデックス・オープン」や国際REIT「SMT グローバルREITインデックス・オープン」 を保有するのが最もコストを抑えた組み合わせになります。

※2014年11月末時点(期間限定ノーロードファンド除く)

(図表3)ノーロードファンドの買付代金ランキングTOP20 (信託報酬等)

※ 2014年11月末時点
※ ランキングは、2014年11月末までの年初来の約定を基に集計(期間限定ノーロードファンド除く)
※ (F)=為替ヘッジなし
出所 立花証券のデータを基に、モーニングスター作成

また、ランキングには、インカム収入重視のREIT(不動産投資信託)や高配当株ファンドも6本ランクインしています(図表2参照)。REITの主な収益源は、オフィスやマンション等から得られる賃貸収入となっており、安定した分配金を受け取ることが期待されます。加えて、ランキングでは、保有資産の株式やREITからの配当金だけでなく、仕組みの上で多くの分配金を出すために、「高金利通貨戦略」や「カバードコール戦略」といった運用戦略を組み合わせたファンドが目立っています。「高金利通貨戦略」とは、円売り・高金利通貨買いの為替取引により、金利差相当分の収益と為替差益の獲得を目指す戦略となります。「カバードコール戦略」とは、対象資産の一定水準以上の値上がり益を放棄する代わりに、対価である現金(オプション・プレミアム)を確実に獲得する運用戦略で、この対価が分配金の原資に加わります。少しでも高い分配金を求める投資家にとっては、仕組みの上で多くの分配金を出せる投資戦略を組み合わせたインカム収入重視のファンドが有効な選択肢となるでしょう。

アクティブファンド選びに困ったら・・・

なお、アクティブファンド選びに困ったら、モーニングスターレーティングを活用すると良いでしょう。モーニングスターでは、星の数でファンドが優れているファンドなのか、そうでないのかを5段階で評価しています。具体的には、運用期間3年以上のファンドを対象に、同一カテゴリーの中でリスクを抑えて高いリターンを獲得したファンド上位10%を5ツ星として評価する一方、下位10%を1ツ星として評価しています【総合レーティング(スターレーティング)について】。具体的には、4ツ星以上を獲得しているアクティブファンドから選んでみると良いでしょう。TOP20のうち、2014年11月末時点でモーニングスターレーティング4ツ星以上を獲得しているアクティブファンドは、「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド 『愛称:健次』」、「マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)」、「netWIN ゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」となっています(図表4参照)。

(図表4)ノーロードファンドのうち、モーニングスターレーティング付与のアクティブファンド

※ 2014年11月末時点
※ 図表1のノーロードファンドの買付代金ランキングTOP20が対象
出所 モーニングスター作成



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